ザナフィラグを長く愛でていただくために...
ベルベル民族によって手織りされているザナフィラグはウール(羊毛)100%素材。
「夏は暑そう」「汚れたら洗えない」というようなマイナスのイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、海外では一生モノにふさわしいラグとしてウール素材が多く選ばれます。
ウールは実はラグに最適な素材なのです。
夏はさらっと、冬はあったか

ウールは繊維間に空気を多く含み断熱性が高いため、冬は床からの冷たい空気を遮断して、とってもあったか。
吸湿性にも優れており、キリム織だから、表面はいつもさらっとして、夏に蒸れてベタつくことなく、通年気持ちよく過ごせます。
モロッコの作り手さんから直輸入しているザナフィラグのウールは、深みがあり、まるで上質な絹のようななめらかな足触りが特徴です。
発色が良く、色褪せない

Mozekaのザナフィラグは、周囲の植物の自然の色を使って染色されています。
サフランやマダー、ヘナ、インディゴなどの自然から生まれた天然染料を使って、丁寧に染め上げています。
また、あらゆる繊維の中で、ウールの染め上がりの良さは抜群です。
ずっと色褪せず、美しさが続くという特徴があります。
それは高い吸湿性と、ウールに含まれるアミノ酸が化学的に染料と強く結びつき、離さないためだそうです。
汚れにくく、においが付きにくい
ウールは天然の油分を含み、においが付きにくく、水をはじきます。
汚れが中に浸透する前にサッと拭けば大丈夫。
また、静電気が発生しにくく、化学繊維のように塵やほこりで薄汚れてくるということがほとんどありません。
日々のお手入れ

・時々ベランダで天日干しし、布団たたきなどでパンパンと叩くと、寝ていた毛足が立ち上がり気持ちのいいラグになります。
・掃除機を使うと毛足を吸い込んでしまうため、粘着テープなどで軽くチリを取り除いてください。
・濃い色の飲料などをこぼしてしまった場合は、水に濡らした綿素材のウエスなどで染み抜きをしてください。
年に1~2回のお手入れ
・「絨毯」または「カーペット」のメニューのあるクリーニング店でクリーニングしてください。
保管方法
・クリーニング後に防虫剤や除湿剤と一緒に不織布の布団袋などに入れて、保管してください。
その際は、クリーニング店のビニール袋は必ず外してください。
匂い、毛について
・ウール独特の匂い、天然染料の匂いが残っていることがあります。
とにかく使い込んでいただき、繰り返しクリーニングに出すことによって、軽減されていきます。
・梅雨や夏はウール自体が湿気を含むことで、余計に匂うことがあります。
その際は、天気の良い日に天日干ししていただき、できるだけ湿気を飛ばしてください。