2024/12/10 00:52
「小さなご機嫌をかき集めよう」
私の人生のテーマ
私は小さい頃から内弁慶で図々しい割に繊細さん
私の人生のテーマ
私は小さい頃から内弁慶で図々しい割に繊細さん
(現代で言うと”HSP気質”と呼ぶらしい)
根っこの部分を深堀りすると人付き合いは苦手なほうで、幼いときからひとり遊びが好きだった
ひとり遊びをする中のひとつに一番好きな遊びがあった
ひとり遊びをする中のひとつに一番好きな遊びがあった
それは、新聞に紛れ込んでいるチラシの「家の間取りを見て妄想すること」だ
自分家でもない間取りを見ながら勝手に「あ〜でもない」「こうでもない」と家具配置を考えて、インテリアの内装までも想像することが
楽しかった
自分家でもない間取りを見ながら勝手に「あ〜でもない」「こうでもない」と家具配置を考えて、インテリアの内装までも想像することが
楽しかった
「例えばこんな暮らしをしていたらこういったインテリアにしたいな」
そんなことを小さな脳みそいっぱいに想像を膨らませることが好きだった
将来は「インテリアデザイナーになる」
インテリアデザイナーという職業がどんなものかも分からずにそんなことをぼんやりと考えていた時期もあった
中学に入り、決して優等生ではないが、根っこが素直で楽しい友人たちとちょっぴりやんちゃしてみたり、してみなかったり
まず、中学時代は初動がまずかった
入学して早々、校長室に両親と呼び出されるという失態を犯してしまったもんだから、中学時代の周りからの初めの印象はよろしくなかった
でもね、毎日学校には通っていた
お勉強は好きじゃないし、放課後に友人たちとバカやっている時間が好きだった
あまりにも遊び惚けているもんだから、一応美術部に所属はしていたがクビになってしまった
ちなみにたまに部活に行ってみて、賞はいくつか獲得したことがある才能は持っていた(自分で言っちゃう)
そんなこんな楽しい中学時代を過ごしていたのだが、あれよあれよと進路を考える時期に・・・
もちろん進路なんて考えることはしていなかったが、漠然と「インテリアや建築に関係する学校に進学したいな」
そんなことを考え始めた
そして、進路相談
もちろん、今の学力だと到底無理ゲー(笑)
平気で赤点取っていたから当たり前っちゃ、当たり前
中学3年生、秋ごろにやっと本腰入れ始める
いや~、びっくり!伸びる!伸びる!学力が!
「地元の高校全滅だ!」なんて、周りの大人たちに別の意味での太鼓判を押してもらっていたのに、志望していた高校の合格可能圏内であるB判定まで伸びた
だけどね、A判定までいかなかったら受験しないことを決めていた
なぜなら、私の家庭は意外にも厳しくて、もちろん金銭面に関しても無駄遣いは絶対しない家庭だったし、親が働いて稼いだお金を自分の中途半端な挑戦で無駄にはしたくなかった
だからA判定で確実のラインまでいかなかった場合は、志望高校を受験するのは諦めようと考えていた
代わりに、自分の幅を広げるために普通科のそこそこ進学校である校則厳しめの高校に、あえて進学した(中学時代の懺悔の気持ちを込めて)
当時16歳の自分にとって初めての人生の選択だった
高校時代は、やっぱり優等生が多かったから浮く!浮く!
校則チェック?的なものは毎回引っかかるし、毎回毎回授業のたびに小テストもあるし、テストだっていい点数ではない
(本気でやって数学100点、英語8点みたいな得意不得意が一目で分かるような点の取り方をしていた)
だけど、友人たちには恵まれて毎日楽しかったし、部活はクビにならなかったし(笑)、放課後の時間も充実していた
そんな日々を過ごしていたら、いつの間にかインテリアへの情熱は冷め、今は学びたいことがないな・・・
なんとなく「働きたいな」「社会に出てみたいな」そんな気持ちが芽生え始めた
一応進学校だったから、まわりのみんなは大学やら専門学校やらの資料を見て勉学に励む日々
私は一人ハローワーク行って(進学校だから新卒入社の案内がこない)、地元のそこそこ有名な中小企業へ就職が決まった
18歳、大きな選択だった
ありがたいことに上司や先輩、同僚にも恵まれ、働くことの大変さや面白さを教えてもらった
自分で稼ぐ喜び、社会との繋がり
いろんなことを学ぶことができた
6年間、同じ場所で働き続けた
自分で稼ぐようになって、実家住まいだった私は自分の部屋のDIYをし始めた
その出会いはネット上
今でも活躍されているDIYを発信している方を知って、「自分でもやってみよう」と始めたのだ
そこから繋がって繋がって、作家さんやオンラインショップを運営している人、今で言うとインフルエンサーの人とも繋がることができ、日本全国に友達が増えた気分になった
東京でイベントがあるとできうる限り足を運び、自分のインテリアの趣味を謳歌するようになった
そんな日々を過ごしているうちに自然と「自分もインテリアに携わる仕事がしてみたいな」そんなことを思い始めた
「よし!転職しよう!」
「そしてついでに上京しちゃおう!」
当時24歳の自分にとって、どちらも大きな挑戦だった
転職だって初めてだし、一人暮らしだってしたことない
近くに友人がいるわけでもなければ(むしろ入れ替わりで地元戻った・・・!)、おまけに知らない土地
「でも、やってみたいな」
そんな気持ちが強く、2週間という期限を決め、仕事と引っ越し先を決めた
仕事はインテリアショップのアルバイト
「好き」の気持ちを突き詰めて、その時々の自分にとって最大限にがむしゃらに働き続けた
そしたら、あれよあれよと正社員雇用となり、どんどん売上の大きい都内店舗へ異動となり、旗艦店の副店長、店長とどんどんステップアップしていった
すごく楽しかった
なぜなら、どんなに疲れていていても、できないことが多くても、インテリアショップ運営の全てに携わることができたから
自分で意思決定し、店舗運営ができたから
市場のマーケット調査からVMD、バイヤー業務、売上・利益管理、スタッフ育成、お客様接客などなど
ときには自分で新規の取引先を開拓したり、商品開発だって携わることができる、裁量のある仕事だった
早く言ってしまえば、会社の資金で店舗運営を任されていた
だけど、2020年コロナ渦になり、一気に店舗を縮小
もしかしたら、クビになるかもしれない・・・
そんなことも頭をよぎったが、逆にステップアップすることとなった
事務所でバックオフィス業務をメインに仕事をすることになった
店舗運営とは全く違い、本当に多岐に渡る業務ばかり
日々、仕事の優先順位なんて変わるし、状況によって臨機応変に対応していかなくちゃいけない
できないことは多いけれど、初めて知ること、学ぶことは楽しかった
だけどね、その中で人事業務に関する意思決定権もあり、いろんなところからいろんな意見が飛び交い、場合によっては私個人を非難する場面に多く直面した
全力で今の業務を遂行すればするほど「態度がでかい」
気に入らないことがあると「だから、嫌われるんじゃない?」
今まで、一緒に走ってきたと思っていた同僚たちにもそんなことを言われてしまう始末
自分の弱さや苦手なことも知った
そして、一番嫌だったことは愚痴ばかりを吐く環境に触れる機会が多いこと
気持ちが削がれる
立ち位置が変わったからそんな場面に出くわすことは当たり前ではあるんだけど、正直、疲れた・・・
「自分って何がしたいんだろう?」
今まで、売上という分かりやすい結果が数字として表れたけれど、バックオフィス業務は努力が分かりづらい
その割には、自分にとって精神的にしんどいと感じることが多い
「まだ、やり始めたばかりだから」
そう自分に言い聞かせ、3年間やってみたけど、成功体験が少なく自己評価が落ちていくばかり
自分に「よし、やってやったぞ」という評価を付けてあげることができない
理解してくれる人もいなければ、孤独を感じる場面も多い
そんな日々が続いた
この3年間、もがき続けながらも自分の将来を考えていた
何がやりたいのかは明確ではなかったが、10年以上インテリア業界に携わり自分自身でゼロから「専門店オーナー」としてお店を運営してみたい...!
そんな気持ちが沸々と湧いてきた
そんな状況をどうしていくかは、自分次第・・・!
だから、もがき続けた3年間、気になっていたスクールに入ることにした
一人では絶対に成し遂げることができない
そんなことは分かっていた
店長職を経験して、悩んだら上司に相談、横の繋がりから情報交換しあったり、チーム内での意見を出し合ったりしてきた
そこで得たことを実践してみると、面白いように結果についてくる
人との関わりを遮断したときに限って、ちゃんと失敗する
ノウハウなんて情報過多すぎるくらいある
もちろん大切ではあるが、本質はそこじゃない気がしている
そうであれば、極端な話ノウハウをインプットしたAIが事業をすればいいだけ
もはや人間はいいらないって結論になる
そんなことをずーっと思いながら、環境を整える準備から始めた
とある専門店オーナーからトルコラグをお客さんとしてお買い物して、トルコラグを通じてご縁が繋がり、今のスクールで学ぶことを決めた
35歳、大きな大きな決断だった
怖かったけど、ワクワク心躍る未来が想像できた
決断するまでに3年かかり、それでもやっぱり脳内にこびりついて離れなかったから、「えいっ!」と
「夢を育てるとは・・・?はて?」
行動して初めて気づいたことがある
行動して初めて自分の感情を知る
行動して初めてワクワクした未来を創造する
私は高卒だけれど、35歳にして大学に通っている気分で専門店オーナーをしている
自分の足で立ち上がったからこそ、見つけられたものがある
まだまだ小さな専門店だけれど、オーナーとしてそんなことを伝えていきたい
「小さなご機嫌をかき集めよう」
その言葉の裏には、何気ない日常の中に小さなご機嫌が転がっている
拾うのも、見て見ぬふりするのも、気付かないのも、自分次第
私が魅了されたザナフィラグを通して、みなさんに小さなご機嫌のカケラのひとつにでもなればいいな、そんな想いで運営している
モロッコラグ ザナフィ専門店
Mozeka(モゼカ)
店主:すず
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